2007年02月17日
レプチンにかわる食欲抑えるタンパク質「ネスファチン」を発見
食欲を抑制するために、「レプチン」と言う物質が関わっていることが1990年代から言われています。
レプチンとは、全身の脂肪細胞によって作り出され、エネルギーの取り込みと、消費の抑制のために、「食欲」と「代謝」の調整するために、大まかな体脂肪の量を脳へ伝えるホルモン物質です。
つまり、レプチンはエネルギーの取り込みと消費の制御に重要な役割を果たすため、レプチンを作用することにより、ダイエット効果が期待されていました。
そのため、ダイエット関連の商品や薬では、食欲を抑制するために、レプチンに関するものが登場。
レプチンはダイエットや健康系のテレビ番組や雑誌でも良く見る成分なのでダイエットに関心がある方の中には一度は聞いた事がある物質かもしれません。
しかし、肥満症の人のほとんどはレプチンに対する耐性ができてしまい、肥満でない人よりも多くのレプチンを分泌するにもかかわらず、食欲が落ちずに肥満が進む傾向がみられるようになりました。
群馬大学大学院医学系研究科の森昌朋教授らの研究グループがレプチンとは別の食欲抑制物質を探すため、脂肪細胞と脳(視床下部)で活性化する遺伝子を詳しく調査。
その結果、これまで体内での機能が分かっていなかった「ネスファチン」というタンパク質が食欲抑制にかかわっているらしいことが判明したとのこと。
今回のネスフェチンの研究論文は、英科学誌「ネイチャー」(電子版)に掲載されました。
ネスファチンにより、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の改善や、新しい抗肥満薬、ダイエット関連の商品が登場するかもしれませんね。


